2022年1月のある日、コンビニの駐車場で休憩していると知らない番号から電話が入った。
いつもなら留守電に切り替わるまでそのままにしておくところ、何を思ったのか珍しく電話に出てみた。
「◎◎様でございますか。こちらアメリカンエキスプレス(〇〇←聞いていなかった)の〇〇と言います。◎◎様にとって特別なご案内のお話をさせて頂きたいのですが、少々のお時間大丈夫でしょうか?」という趣旨の電話だった。
以前にも別のクレジットカード会社から何度か”おすすめの生命保険”等の営業電話があり、その都度面倒な対応をしていたので今回も最初からその手の営業メールだと思い込んでいた。
「今ちょっと忙しいのですみません」と答えると、「申し訳ございません、それでしたら明日、明後日はわたくしがお休みを頂いていますので、〇日〇曜日に再度ご連絡差し上げてもよろしいでしょうか?」と返されたので、「はいはい、分かりましたよ~」とわざと面倒そうに装って電話を切った。
そして、約束の当日、すっかり忘れていたがまた同じ人から電話が入った。
「また、あの時の営業電話か・・」と正直面倒に思ったが、電話に出る約束だったのでしぶしぶでた。
「◎◎様のお電話でしょうか。先日もお忙しいところ大変申し訳ございませんでした。私アメリカンエキスプレスセンチュリオン(デスク?)の〇〇と申します。今、お時間よろしいでしょうか?」と聞こえた。
その瞬間、「ん?センチュリオン?何で?まさかインビテーション?」と急に心が躍ったことを覚えている。
「昨年度も沢山のご決済をして頂き大変ありがとうございました。この度は、アメリカンエキスプレス最上級会員サービスであるセンチュリオンへ、ぜひ◎◎様をお迎えいたしたくご連絡を差し上げました」「もしご興味がおありなようでしたらお話をさせて頂きたいのですが如何でございますでしょうか」
という、ようなことを言われたと思います。(細かい言葉使いは覚えていませんが大体こんな感じ)
(以下、大体の記憶で書いていきます)
私「えぇ、もちろん興味はありますよ、よくネットでは見ますから・・。あの・・すごい、あれですよね・・ブラックカードの・・、というか私そんなに沢山決済してましたかね?」と喜びを抑えながら答えた。
「いえいえとんでもございません。◎◎様には日頃から非常に沢山の決済をして頂いておりまして、大変感謝いたしております」「もしセンチュリオンにご興味がございましたら、年会費等のご説明から差し上げたいのですがいかがでしょうか」
とのことだったので、当然きくことにした。
大体のことはネットの情報で知っていて非常に高額であることは分かっていたので驚くことはなかった。(先に知っていたので動揺せずに済んだ笑)
まず、センチュリオンへの入会金として55万円(税込)。更に年会費として38万5千円(税込)かかるとのことでした。
「◎◎様においては11月にプラチナカードの年会費(14万円!こちらも高い・・)をすでに頂いておりますので、センチュリオンの年会費についてはその分をを差し引かせて頂くことになります」
「いかがでございますでしょうか?」と聞かれたが、いくら属性が低いクレジットカードマニアの端くれである自分にとっても、ここで断れば一生センチュリオンのインビテーションがこないことは分かっていたので、「大丈夫ですよ、お願いします!」とさらりと即答していた。
いや、そう答えるしか選択肢はなかっただろう。(クレジットカードマニアにとってこれ以上のステータスカードは存在しない)
すると、「大変ありがとうございます。では、この度のご入会については〇〇が確かに承りました」「そうしましたら、センチュリオンへのご入会手続きはこのお電話をもちまして進めさせていただきます」
「それに伴い、現在のプラチナカードと切り替えとなるため、別途、切り替え申込書を郵送させて頂きたいのですがよろしいでしょうか。このお電話にて入会のご意向はお受けいたしましたので、そちらの申込書は返送せず破棄して頂いて結構です。また、センチュリオン会員様へ向けたパンフレットも同封致しますので、カードが届くまでの間、そちらをお読みになってお待ちになってください」
というような趣旨の内容をはなされた。
「それでは、このあと審査部を通しまして、だいたい2週間から3週間程度でメインカードとなりますプラスチックカードがお手元に届きます。それから1週間程度でメタルのカードが届く予定です。家族カードにつきましては更にその後1週間程度後のご到着と考えていただけると良いかと存じます」
ということだった。
いつから今使っているプラチナカードが使えなくなるのか聞くと、まず早々にプラスチックのサブカードが使えなくなるが、メタルのプラチナカードはセンチュリオンカードが到着後1か月~2か月は移行期間があるので使用できるとのことだった。それも、カードが使えなくなるのは引き落としが先で、店舗で実際に使えなくなるのではそれより更に後になるいうことだった。
その間に、固定費の支払いで使用している場合は早急にお手続きをお願いしますと言われた。
プラチナのプラスチックカードにはかなり多くの固定費を紐づけていたので、カード番号はそのままにしてほしいと希望を伝えたがそれはどうしてもできないとのことで謝罪の言葉があった。
それならば、今のプラチナカードを残して、追加でセンチュリオンに入会ということはできないのかとも聞いてみたが、あくまでも切り替えとなるのでそれも出来ませんとのことでした。
更に「現在使われている家族カードについても配偶者様については同じく黒色のセンチュリオンカードとなります」と言われたが、自分は独身で、家族カードを渡しているのは母親であることを伝えると、「すみません、そこのところは確認不足でした。それでは、配偶者様以外のご家族会員につきましてはプラチナカードになります(実際はグリーン・ゴールド・プラチナから選べる)。ただ、裏面記載の連絡先はセンチュリオンデスクになります」とのことだった。
要するに自分が既婚者であると思っていたようだ。
独身だとインビテーションの基準から外れやすいのかどうかは分からないが、少なくともパーソナルコンシェルジェが自分が既婚者であると勘違いしていたという事実はここで書いておきたい。
質問はないかとのことだったので、「審査部を通して」ということは、万が一の否決もありえるのかといった質問をしたが、「絶対にないとはこの場では言えなませんが、あくまでも"アップグレード"なので基本的にはありません」と言われた。
普通に考えて、アメックスからインビテーションから連絡を入れる時点で審査は通っていると考えるのが普通なので、当たり前といえば当たり前なのだが、私の属性がこれまで想像していた”センチュリオン会員”よりもあまりにも低いため、不安で確認してみたというのが実際である。
それと、2種類のセンチュリオンカード(プラスチックとメタル)のうち、最初のプラスチックカードが届く前に、スマホのアメックスアプリのカード表示が現在のプラチナカードからセンチュリオンカードに変わるはずだとも言われた。
この情報を聞いたことにより、電話を切った直後から、毎日毎日、何度も何度もスマホアプリを開いて確認し続けることになる(笑)
それからパーソナルコンシェルジェの説明もされた。
今後、センチュリオン会員となる◎◎様には専任のパーソナルコンシェルジェが担当させて頂きます。今お電話差し上げている番号が◎◎様専用の電話番号となっております。電話番号は〇〇〇〇〇〇〇〇です。
今後、センチュリオン会員になられた後も、そしてご入会までの期間、お問い合わせに際してもこちらの番号におかけになられて下さい。
◎◎様の担当パーソナルコンシェルジェは私〇〇がさせて頂きますので、どうぞこれからよろしくお願いいたします。と挨拶された。
もしも、私がお電話にでられない場合でも、その他のものが責任をもって対応し、〇〇様の過去のお問い合わせ情報や「あの時の決済の~などとおっしゃって頂くだけで大体わかると思いますので、なんなりとおっしゃってください。とのことだった。
その他
ETCカードは現在のプラチナーカードの紐づけがそのまま自動的にセンチュリオンカードへ移行。
アップルペイの表示もアメックスプラチナからセンチュリオンへと自動的に切り替わり、その際は手元にカードが届いていなくても使用できる状態とのこと。
とにかく、クレジットカードマニアの端くれで属性もそこまで高くない私は、現在使用しているアメプラ(アメックスプラチナ)で十分満足しており、センチュリオンなど夢にも考えてみたことがなかったし、それに向かって修行(めざす)していたつもりもありませんでした。
それなのにどんな幸運が重なりセンチュリオンのインビテーションをもらえるに至ったのか、クレジットカードマニアの方々にお伝えしたく、このブログを立ち上げることにしました。
今後、こちらでセンチュリオンカード取得に至った経緯や、私のクレヒス(クレジットカード使用の歴史、クレジットヒステリー)、その他の大好きなカードについてもを語っていきたいと思います。